身近なアンチエイジング3 第三回 体のサビを防ぐ

身近なアンチエイジング  3

第三回 体のサビを防ぐ

第二回で,血管の動脈硬化をできるだけ防ぐことがアンチエイジングの重要なところ
であり,それは,結局,糖尿病対策と同様のところがあるとお話いたしました.また,
動脈硬化は,あたかも水道管などが,さびるがごとくでもあるともお話いたしました.
さて,では,実際にさびを防ぐにはどのような手立てがあるのでしょうか?

2つのやりかたがあります.それは,
A.さびを発生させるものを避ける
B.さびを発生させるものを「消す」ものを摂る
です.

A.さびを発生させるものを避ける

まず,さびを発生させるものとして,身近にあるものとしては,「タバコ」「お酒
」「ストレス」「過度な運動」「食べすぎ」などがわかっています.これらを控えめに
することが,まずは,アンチエイジングへの第一歩でしょう.「禁煙」「お酒は飲みす
ぎない」「ストレスをできるだけさける」「過度な運動はしない(適度な運動はよい)
」「食べ過ぎない」ということでしょう.どの程度が最適なのかはお人によって違いま
しょうけれども,日常生活として避けられるものは避けるということが必要と思われま
す.お酒については,赤ワインなどについては,次(B)に出るアンチエイジングに役
立つ成分が含まれているようですが,要は程度問題ということと思われます.
以上の対策は,実のところ「糖尿病対策」そのものと,ほぼ同様です.糖尿病にでき
るだけならないようにするには,お酒やタバコを節制したり,過食を避けたりすること
が重要なのですが,これがつまるところ糖尿病ない人に対しても「アンチエイジング」
として作用することになるということです.

B.さびを発生させるものを「消す」ものを摂る

つぎは,さびを発生させるもの(A)が体内で影響を及ぼそうとしたときに,それ
を打ち消すようなものを摂っておくという手があります.このものを「抗酸化物質」と
いい,一部で,ガンを防ぐとまでいわれてご承知の方も多いかもしれません(ガンを防
ぐかどうかの真偽については物質によってまだ諸説あると思われますので,ここでは触
れません).抗酸化物質には,ビタミンC・ビタミンE・CoQ10・野菜や果物に含まれる
ポリフェノール類・魚に多いDHA(ドコサヘキサエン酸)などがあげられます.これらを
サプリメントで摂る方法もありますが,程度問題もあるかもしれません.ビタミンEな
どについては,大量に摂取しても効果が無いとまで言う論文も出てきておりサプリメン
トについては,まだ議論もあります.そこで,ここでは,次回,食事で抗参加物質を摂
取することを考えてみたいと思います.

次回(第四回)は,「抗酸化物質を多く含む食べ物は?」の予定です.

NPO法人ウーマンリビングサポート理事  大塚博紀
(抗加齢医学会専門医,人間ドック認定医,マンモグラフィ読影認定医)